渋メモ

経営学を学ぶことでメカニズムを理解し、効率良くパフォーマンスの高い生き方を目指す大学生のブログ

戦略的に生きよ。〜①個性を磨き、生かせ〜

【戦略的に生きよ ①個性を磨き、生かせ】

 

今時の若者は個性が無いとよく耳にする。個性が無いのが良いか悪いかは知ったことではないが、多くの大学生が個性の無さに悩んでいるのを目にしてきた。よくいるのが服や髪型を珍奇なものにして「個性的✨」と思っている薄っぺらい奴らだ。表面の見た目だけ変えたところで内面は何ら変わらない。私自身が個性的であるなどと言うつもりは毛頭ない。だが、これ以上珍奇な服や髪を見たくないので、個性の作り方を以下に示す。色とりどりは紅葉で十分だ。

 個性とは他の人と違ったその人特有の性質、性格である。個性が無ければその個人は他の個人に代替可能性が極めて高いと言える。そう考えると個性とは希少性が高いものである必要があるだろう。

 

 

①自分の強みを見つける。

多くの人が個性的になりたい理由として、他者に無い強みを持ちたいからだと考えられる。だが、個性を培うために1から強みを築き上げるのには時間がかかる。何よりもやる気がもたない。したがって自身のすでに持つ強みを個性にすべきだ。自分の性格や得意なことをどんどん挙げていこう。スポーツでも勉強でも人間関係でも何でもいい。「消極的⇄慎重」のように弱みをひっくり返して強みにするのもアリだろう。

 

②掛け合わせる

自分の性格や得意なことは大抵誰かと被る。例えば私の「(イベントなどに参加する)積極性」という性格は意識高い系大学生なら当然の如く持ち合わせているだろう。そこで、私の強みである「(古典経営書の知識を重視する)学術性」を掛け合わせる。積極的な、所謂意識高い系の大学生はホ◯エモンやイー〇ン=マ〇クなど起業家の本は好んで読むが、古い学術的な理論書は避ける傾向にある。掛け合わせによって自身の希少性は格段に跳ね上がる。だから意識高い系が集まるイベントでも幸い埋もれずにいられる。彼らはホ〇エモンの本は読んでいるが、経営学の知識などはカケラも持っていないからだ。

 

この時、注意せねばならないのか「積極性×新鋭起業家本(挑戦心)」ではあまり希少性は高まらないということである。自分の得意分野の中から適切な選択をし、それを伸ばし、生かさなければならない。

もう一つ自分の話を。

私は昨年まで拳法部に所属していた。

得意技は幾つかあったが、私はハイキック(頭部への蹴り)と柔道技を重点的に練習し伸ばした。私と対戦する相手は組み技で投げられることを恐れ、距離を取る必要がある。だが、距離を空けるとハイキックに当たる危険性がある。打撃技(ハイキック)×組み技(柔道技)という掛け合わせの一例である。本来なら打撃技が得意な選手なら打撃技、組み技なら組み技に注力するのが一般的だが、あえてミスマッチな二つを掛け合わせることで個性的な選手になった。

相反するような二つの事象を掛け合わせると圧倒的な強みになるのだ。

 

焦らずに自分の得意分野や性格、性質を分析する、そしてそれらを元に戦略を練る。そうすることで個性を最大限に生かしている個性的な人間になると考える。自分の強みは何か、飽和していない市場はどこか、を深く考え、戦略的に生きることが大切だ。

 

 

※得意分野や性質、性格の掛け合わせはストレングスファインダー関連のブログに色々載ってるから参考にするのもいいかもしれませんね。(私は読んだことないが。)

 

 

 今回は自分の個性(強み)を見つけ、磨くコツを書いた。多くの大学生が外見に頼らず、内なる個性を発掘し、存分に発揮できれば嬉しい限りです。